兼業投資家キリンの株式投資ブログ

本業では会計・法人税関連の実務を細々行う兼業投資家の投資メモ、仕事論などを綴ります

長期保有銘柄の探し方

投資方針として、資金の半分でグロース銘柄の短・中期保有、もう半分で増配・優待銘柄の長期保有を行っています。

 

今回は、このうち後者の長期投資する銘柄を選定するうえで個人的に重視するポイントを簡単にふれておきたいと思います。

 

冒頭「増配・優待銘柄」と書きました。

いったん優待はわきにおくとして、増配銘柄が好みです。

選定において、「現在の配当金額」や「配当利回り」はそこまで気にしません。

【配当金も着実に享受しつつ、ほどほどのキャピタルゲイン(値上がり益)もそこそこの確率で獲得する】

ことを目的に、下記の視点でざっくりチェックしています。

①業績の伸びに伴った増配となっているか

会社四季報」などを使って過去3年程度の売上・利益・配当を確認します。

四季報をチェックする際、まずはシンプルにこれらが右肩上がりになっているかをチェックしています。

企業の配当の源泉は(基本的には)利益です。利益と配当がリンクして伸びている会社が好みです。

増益に伴う増配が続いている会社はそのうち株価もついてくる(はず)と思っています(たぶん)。

 

②配当性向が高すぎないか

配当性向とは、「利益に対する配当金の額」をいいます。

会社四季報には配当性向を直接記載されてはいませんが、

「1株配÷1株益」でざっくり算出することができます。

配当性向が高すぎる銘柄、例えば1株益の全部を配当しているようなケースでは、業績悪化時の減配リスクが高いです。

インカム目的の銘柄については、減配した瞬間に即売却するのが個人的な方針です。即です。

なので、極力減配リスクの低そうな銘柄を選びたいと思っています。

その意味で、配当性向が高すぎる銘柄を基本的に敬遠しています。

個人的には、配当性向3~4割程度の銘柄が安心して持てる感覚です。

 

具体的な銘柄については記事を改めて少しずつ記載していければと思っていますが、4年程度の拙い経験を振り返り、利益を出してきた銘柄のうちの多くが配当を意識して投資した銘柄となっています。

本来であれば株価が急騰するグロース銘柄を発掘してバンバンお金を増やしたいところですが、自分には他の投資家さんを大きく上回る努力もできなければセンス・才能の類は一切ないと自認しているところです。

という程度のポンコツ投資家ではありますが、当ブログでは「株式投資を始めたばかりの方」を中心に少しでも参考になればと思い、できる範囲の発信をしていければいいかなと考えています。

 

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